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ネット銀行と実店舗を持つ銀行のいいところを両面持つSBI新生銀行

学び塾長

SBIグループには複数の銀行が存在し、その中でも代表的なのが「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」です。どちらもインターネットを中心とした利便性を提供していますが、性質は大きく異なります。住信SBIネット銀行が「ネット専業銀行」であるのに対し、SBI新生銀行は「リアル店舗を持つ銀行」であり、ネットと店舗の両面を兼ね備えている点に強みがあります。ここでは、SBI新生銀行が持つ具体的な優位性について整理します。


1. 実店舗を持ち対面サービスを提供できる点

住信SBIネット銀行は店舗を持たないため、相談や手続きはすべてオンライン上で完結します。一方で、SBI新生銀行は全国に店舗を展開しており、住宅ローンや資産運用の相談などを直接専門スタッフと行うことができます。特に金融商品に不慣れな人や高齢者層にとっては、店舗があることによる安心感は非常に大きなメリットです。

また、店舗では現金の引き出しや入金、大口取引、両替なども可能であり、対面サポートを必要とする層にとって明確な優位性となります。


2. 現金取引に強い

住信SBIネット銀行はATMを介してしか現金を扱えませんが、SBI新生銀行は窓口での現金取扱いに対応しています。特に大量の現金を入出金したい場合や、即日での現金手配が必要な場合に有利です。さらに、一部の支店には外貨両替サービスや金券類の取り扱いなどもあり、住信SBIネット銀行では対応できないニーズを満たしています。


3. 幅広い顧客層への対応力

住信SBIネット銀行は、比較的若年層や投資志向の強い層をターゲットとしています。一方、SBI新生銀行は対面店舗を有するため、ネットに不慣れな高齢層や法人顧客に対しても幅広くサービスを提供できます。とりわけ法人向け口座開設や融資サービスなどは、住信SBIネット銀行にはないSBI新生銀行の強みです。


4. 外貨預金や海外送金に強み

SBI新生銀行は外貨預金の取扱いに積極的で、複数の通貨に対応した預金商品を提供しています。また、海外送金においても利便性が高く、留学や海外勤務、海外との取引を行う顧客にとっては使い勝手が良いです。住信SBIネット銀行も外貨預金を扱っていますが、海外送金サービスの歴史や実績ではSBI新生銀行の方が優位にあります。


5. 住宅ローン・融資の選択肢が多い

住宅ローンについては住信SBIネット銀行も低金利で人気がありますが、SBI新生銀行は対面相談を通じて借入条件やライフプランに応じた提案を行える点で優れています。また、住宅ローンだけでなくカードローンや法人融資、事業資金融資にも対応しているため、個人だけでなく法人顧客に対しても幅広くサポートできるのが強みです。


6. リアルとネットのハイブリッド活用

SBI新生銀行は店舗だけでなく、インターネットバンキングも整備しており、オンラインとオフラインの両方を使い分けられます。普段はスマホやPCで残高照会や振込を行い、必要なときには店舗で専門的な相談を受けるというハイブリッドな利用スタイルが可能です。住信SBIネット銀行ではオンラインのみの対応となるため、この点で新生銀行の方が柔軟性があります。
SBI新生銀行でも取引ランクに応じてコンビニATM利用手数料は回数無制限で無料、他行宛振込手数料も月10回まで無料になります。


7. 信用力とブランド

住信SBIネット銀行は比較的新しい銀行ですが、SBI新生銀行は旧・日本長期信用銀行の流れを汲んでおり、長い歴史と一定の信用力を持っています。特に高齢層や法人にとっては、「歴史ある銀行」「実店舗がある銀行」という安心感が取引の大きな判断材料となります。ブランド面での信頼感は、SBI新生銀行の優位性と言えるでしょう。


8. 特殊な金融ニーズへの対応力

例えば相続手続きや大口定期預金、法人の決済サービスなど、専門的かつ複雑な金融ニーズに対しては、SBI新生銀行の方がきめ細かい対応が可能です。住信SBIネット銀行は標準化されたオンラインサービスを得意とする一方で、個別対応や柔軟なカスタマイズには限界があります。この点で、SBI新生銀行は独自の優位性を持っています。

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fireを目指している投資5年目です。
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